フォト
無料ブログはココログ

« 2017年8月 | トップページ | 2017年10月 »

2017年9月

2017年9月30日 (土)

講義のち演習のち懇親会

体力温存のためタクシー出勤。昼ごはんのあと講義と演習を一つずつ。終了後、ただちに大阪谷町六丁目に移動。小野十三郎賞選考会の後の懇親会に途中から参加しました。みなさんと韓国料理を食べながらお酒をいただいて。早めにおひらきになったので、帰宅は8時半頃。さすがに疲れて(酔もあって)しばらく仮眠。
仮眠から起きてしばらく「びーぐる」の編集などをしました。ずっと待っていた最後の原稿がようやく届いたので、その校正ゲラの発送も。これは郵便ではもう間に合わないのでメール送稿。メールでの返信を待ちます。
深夜ワインは美しい泉。音楽はシューベルトのピアノソナタ集これが最後です。シフの演奏は相変わらず美音です。そんな短めの羽曳野深夜日記。

Dk3ohbpumaaqo2s Dk3pkypvoai8nfx

2017年9月29日 (金)

会議のち授業のち校正作業

昼会議のためタクシー出勤。余裕で到着して昼ごはんを食べてから会議室へ。50分ほどあれこれ。授業を終えて帰宅は6時前でした。秋の夕空がきれいな時間帯です。
夜は「びーぐる」の校正の続き。ひとまず自分の分はすべて終わりました。引き続き編集部校正です。こちらはまだ急ぐ必要がないのでゆっくり(もしていられないのですが)。執筆者各位にはそろそろ校正ゲラが届いている頃です。
金曜授業の準備の続きもしました。こちらは「児童文学」の講義で「谷川俊太郎の〈こども〉の詩」シリーズです。まず「ことばあそびうた」の資料を作成しました。これでよし。
今日(金曜)は第19回小野十三郎賞の選考会があります。本来なら実行委員として立ち会うべきですが、今年は金曜に授業が二つ入っているので立ち会えません。選考委員のみなさんにお任せしているので別に師匠、じゃなくて支障はないのですが。せめて懇親会だけでも合流するつもりで授業終了後に駆けつけるつもりです。あれこれ忙しい秋の罅、じゃなくて日々です。
深夜ワインは南仏の「美しい泉」美味です。音楽はシューベルトのピアノ・ソナタ第18番。シフのピアノは美音です。そんな秋の夜の羽曳野詩民。

Dkygzkbumaeawfl Dkzn5iqueaag7ki Dkzoggoueaacir

2017年9月28日 (木)

バベルの塔のち予習のち校正作業

前から気になっていたブリューゲル展にようやく行きました。会期が残り少なくなると必ず混雑するし、土日はもともと混んでいるし、月曜は休館だし。というわけで、午後おそく大阪国立国際美術館へ。電車を3つ乗り継いで1時間ほどで到着です。
15、16世紀のフランドル絵画と彫刻それに版画がかなり多くあってどれも面白い。中でもメムリングのタブローが、小さいものですが一つだけあって、これは意外。2頭の馬を描いた小品ですが、これはもう近代絵画。この時代にねえ、と感心。しかし何と言ってもお目当てはブリューゲルの「バベルの塔」です。ここだけは行列ができていて、間近で見たければ並ぶしかありません。20分ほど、かな、並んで順番を待ちました。壁面にパネルなどを飾って、待っている間にも飽きさせないように工夫を凝らしているのは良い企画です。あまり長く感じることもなく間近で見られました。ただし、後がつかえているので、あまり長時間立ち止まるのもはばかられます。それでもしばらく凝視しました。さすがに名画ですね。意外とサイズは小さいのですが、その分、細部がものすごく克明に描かれています。この技巧だけでもたいしたものです。
感心しつつ帰りにカフェでお茶をしていたら、一人のご婦人に声をかけられました。どこかでお目にかかったような、と思ったら、15年ほど前に通信教育スクーリングで何度か授業を担当した方でした。現在はオペラを教える仕事をしているそうです。あまり長時間お話できませんでしたが、お互いにウェブサイトがあるので、これを機に情報交換しましょうね、と約束してお別れしました。いろんなことがあるものです。
夜は金曜授業の準備。「谷川俊太郎(全)詩集を読む」は第29詩集『日本語のカタログ』まで来ました。続いて「びーぐる」の校正作業。まずは自分の文章をチェック。3つのうち2つ終わりました。残りは後日。
深夜ワインはイタリアの赤。音楽はシフのシューベルト。このところの定番です。そろそろ長月も終わりですね。神無月に向かってまずは快調な羽曳野市民です。

Dktptnpueaapwt7 Dktu0zqw4aejedh Dkuznakueaeibmv

2017年9月27日 (水)

授業のち医院のち編集

火曜授業を終えてから藤井寺に移動。月一度の通院です。いつもと違う検査も今回はあったのでちょっと緊張。異常なし、でした。よかった。いつもと同じ薬をいただいて帰宅。
夜は「びーぐる」の初校がデータで届いたので、まずはざっくりと確認。執筆者校正の依頼状も準備しました。今日(水曜)発送の予定です。今後の作業日程なども作成して編集同人たちに連絡。編集会議の日取りも決めました。「びーぐる」37号の刊行まで、着々と進んでいます。もう10年め。早いものです。詩論時評の担当は今号まで添田馨さんでしたが、任期満了。次号からの担当者について依頼状を出しました。引き受けていただけるといいのですが。
深夜ワインはスペインの赤。音楽はやはりシューベルトのピアノ・ソナタをシフの演奏で。少しずつ秋の夜長の漢字、じゃなくて感じになってきました。センチメンタルな季節ですが、きらいではありません。そんな長月羽曳野詩人。

Dknzr7du8aikn8f Dkoifrmuqaadmrx Dkoz20gvaaaualw

2017年9月26日 (火)

講評のち編集のち書類

彼岸花の季節なので明日香村に行きたかったのですが。旅の疲れもあるし原稿の仕事もあるので、この日は諦めて近所を散歩しただけ。少しだけ彼岸花が咲いているところがありました。
昼間は「びーぐる」最後の原稿、選考欄の講評を書きました。応募作品から入選6篇と佳作3篇を選んで、特徴などをあれこれ。たいした分量ではないのですが、読み込むのに時間がかかる作業です。夜までにできたので担当者たちに送稿。
夜はさらに、「びーぐる」編集作業をしました。未着の原稿一つを待ちながら、データの整理やあとがきの執筆など。校正ゲラもそろそろ出る頃なので、発送先リストの作成も。けっこういろいろあるものです。もう10年目なので慣れていますが。
一通り済んだらもう深夜。ちょっとした業務書類の作成もしました。あれこれ済んだ一日です。
深夜ワインはスペインの赤。音楽はシューベルトのピアノ・ソナタをアンドラーシュ・シフの演奏で。20年前にFM放送からエアチェック(もしかして死語?)したMDで。懐かしい演奏です。そんな秋の夜長の羽曳野丘陵。

Dkjv0ibvoaum37q Dkjb4srvyaa09k7 Dkjtggnumaaitp9

2017年9月25日 (月)

高松港のち鏑木清方のちオペラ「扇の的」

一泊二日の高松の旅から無事に帰宅しました。土曜日の午後、新大阪できつねうどんを食べてから新幹線のぞみで岡山まで。電車を乗り換えて瀬戸大橋を渡り(この橋は大好きな絶景スポット)四国へ。宇多津で乗り換えて高松着。新大阪から約2時間。近いものです。暗くなるまでしばらく時間があったので、高松港を散策しました。昨年、屋島と栗林公園と高松城はすでに訪れていたので、今回は港のあたりをゆったり散策。実にきれいに整えられた港です。ここから船に乗れば瀬戸内の島々へはすぐに渡れるのですが、今回は断念。ひたすら歩いていました。一番気に入ったのは、海に突き出した防波堤。幅4メートルほどの防波堤が1キロほど海に延びていて、市民の憩いのプロムナードになっています。犬を散歩させている人。ジョギングの人。釣りをしている人。みないい感じです。もちろんデートしている人たちも。まるで海の上を歩いているような感覚で、最先端まで行きました。赤いガラス製の灯台があります。その先は瀬戸内海が広がっていて、あたりの島々が見えて、いい気分でした。夜はホテル近くの海鮮料理の店で瀬戸内の小魚などをいただきました。美味。焼酎お湯割りを飲んで早めに就寝。
日曜は、ホテルをチェックアウトして近くの高松市美術館へ。ちょうど鏑木清方展を開催中。明治から大正昭和にかけて活躍した日本画の巨匠というくらいの知識はありましたが、まとめて作品を鑑賞するのは初めて。たまたまボランティアの方による解説ツアーをしていたので、これも幸運でした。美人画の数々を堪能。あまり時間がないので、1時間ほどで切り上げて、バスで駅前まで移動。さぬきうどんをしっかりいただいてから、近くのサンポート高松の大ホールへ。今回の目的であるオペラ「扇の的」公演です。3年前に初演した時のDVDは鑑賞したことがあるのですが、その再演。作曲は田中久美子さん(大学の同僚です)。「平家物語」の那須与一の段を元に制作されたオペラですが、台本も曲も実によくできた作品です。ソリストもコーラスもオーケストラも大熱演。演出もとても洗練されていました。このオペラについては近いうちにもっと詳しく書くつもりです。今夜は疲れたのでこのあたりで。
高松での最後の時間は、前日入りそこねた海辺のカフェでコーヒーをいただいてから電車を乗り継いで帰阪しました。天王寺のレストランで奈良料理をいただいてから帰宅。楽しい讃岐の旅、終了です。
深夜ワインはボルドーの赤。音楽はセロニアス・モンク。どちらも定番で落ち着きの秋の夜です。そういえばお彼岸も過ぎたのですね。車中から見た田園と彼岸花がきれいでした。そんな秋日の羽曳野市民です。

Dkznlpwumaupvcq Dkzawvyvwae1ylj Dkeqb3nueaaguok

2017年9月23日 (土)

講義のち演習のち編集

このところかなり疲れていますが。うまい具合に息子が昼ごはんを食べにきたので、そのタイミングで車を出してもらいました。雨の中を大学まで20分ほど。余裕で到着。昼ごはんは肉とじ蕎麦(関西で「肉」といえば牛肉のことです)。余裕で講義開始。続いて演習も終えて、そのまま帰宅は6時前でした。これで一週間の授業終了。今週は日月が入試だったので(日曜は暴風警報が出て中止でしたが、それでも)ずっと仕事続き。ともあれ無事終了。
先日の対論文字起こしデータが届いたので、夜はその編集作業。16ページあったものをひとまず13ページに編集。小見出しをつけながら整理整頓。いちおうできたので、細見さんに送りました。これをさらに7-8ページに圧縮してもらいます。もう35回めなので慣れた作業です。今回のテーマは『続続・新川和江詩集』(思潮社現代詩文庫)。文庫版を取り上げるのは初めてですが、特集と連動した企画ということで、例外です。「びーぐる」37号の原稿は残すところ投稿欄評のみになりました。ほかに、未着の若干の原稿を待っています。
今日(土曜)は海を渡って(と言っても電車ですが)四国へ小旅行。どうやら天気はよさそうです。このところ疲れ気味なので無理はしないつもり。のんびり行ってきます。
深夜ワインはボルドーの赤。音楽はセロニアス・モンクのピアノを聴いています。秋の夜長(まだそれほどでもないけど)にぴったりです。そういえばお彼岸ですね。昨夜は小津安二郎の映画「秋刀魚の味」を見ていたのでした。そんな長月羽曳野詩人です。

Dktkykhu8aar9je Dkt8670ueae8gzu

2017年9月22日 (金)

授業のち予習のち編集

木曜授業を無事に終えてコーヒー豆を買って帰宅。日没が早くなって、6時過ぎにもう真っ暗です。そういえばそろそろ秋分ですね。昨夜は小津安二郎の映画「彼岸花」を見ていました。そんな季節です。
夜は翌日の授業準備をしているうちにもう深夜。「びーぐる」の編集を少しだけしました。特に夜が長いというわけでもなさそうです。
深夜ワインはボルドーの赤。2015年の金賞ワインです。音楽はメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番。先日のコンサートの余韻。とてもきれいな曲です。今はボロディン・トリオの演奏で。
あまり話題のない一日でした。この週末に高松に行くので、町の様子などをネットで調べていました。メインの目的はオペラ公演です。そんな秋の夜の羽曳野市民です。

Dkoyf7ouiaao4ts Dko6l9svaaazqqb

2017年9月21日 (木)

ピアノ三重奏の夕べ

午後7時より、大阪いずみホールでのコンサート。恒例のウィーン・フェスで今回の中心はピアノのルドルフ・ブッフビンダーさん。全3回のうちのこの日は第2回。ピアノ三重奏曲の夕べです。今やウィーンを代表する巨匠ですが、生演奏で聴くのは初めて。実に軽妙にして重厚。エレガントかつダイナミック。それに正確無比のピアニズム。個人的にはハイドンのピアノ・ソナタ全集を愛聴していますが、この日はベートーヴェンの「大公」トリオとメンデルスゾーンの第1番。いずれも古典的な名曲です。
ブッフビンダーさんのピアノはさすがに貫禄でしたが、この日の演奏はウィーン・フィルの名手二人を加えてのアンサンブル。ヴァイオリンは注目の女性ヴァイオリニスト、アルベナ・ダナイローヴァさん。ブルガリア出身で現在ウィーンフィルのコンサートマスターを務めています。ウィーンフィル初の女性コンマス。それだけでもすごいことですが、ソリストとしても大活躍中のヴァイオリニストです。一方、チェロはこちらもウィーンフィルの主席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガさん。どちらも若手、といっていい年齢でしょうか。特にダナイローヴァさんのヴァイオリンには驚きました。全体としてはエレガントな演奏に定評があるようですが、時にはものすごい迫力でダイナミックな音を出します。激しすぎて楽器がこわれるんじゃないかと心配になるほど。それほど大迫力。もちろん演奏自体はきわめて正確です。これに比してヴァルガさんは比較的穏やかで落ち着いた演奏で、しっかり低音部を支えているといった趣きですが、それでも叙情的な旋律や激しいアタックの部分などは迫力があります。ヴァイオリンとチェロのかけあいなど、まるでソプラノとテノールの二重唱みたいに歌っています。そう、オペラのような室内楽演奏といえばいいでしょうか。そして全体をまとめつつ優雅に演奏を推進していくブッフビンダーさんのピアノ。みごとなものです。アンコールのハイドンまで、息もつかせぬ(もちろん比喩ですが)名演でした。
この日の席は前から2列めの真中。前過ぎて音響的にはどうかな、と思っていましたが、まったく問題なし。すぐ間近で息づかいまで聞こえるようで新鮮でした。弦の二人の指使いや弓使いが目の前にくっきり見えて、視覚的にも大満足。特に女性ヴァイオリニストの場合、肩から腕にかけての筋肉の動きの美しいこと。これは思いがけぬ僥倖でした。
深夜ワインはベートーヴェンの「大公」トリオを聴きながらイタリアの赤。生演奏の余韻に浸っています。いま聴いているのはケンプ、シェリング、フルニエという往年の名トリオ。若い頃によくLPで聴いていました。そんな余韻の羽曳野市民。

Dkkkp3kv4ae3gyh

2017年9月20日 (水)

火曜授業のち初松茸のち長編読了

ちょっと疲れがたまっているせいで、朝はかなり辛い感じでした。なんとかタクシー出勤でクリア。昼ごはんを食べてから講義です。「百年のフランス詩」第2回。無事に終わって、次の演習も終わって帰宅。なんとか通う授業、じゃなくて火曜授業終了です。
帰りのスーパーで今年初の松茸ゲット。単純にホイル蒸しにしてポン酢でいただきました。秋の美味。もうそんな季節ですね。雲の様子も秋らしくなってきました。
夜はこのところ読んできたロマン・ガリの長編小説を読了。以下はツイッタより。

ロマン・ガリ『夜明けの約束』(岩津航訳、共和国)第二次世界大戦の英雄、外交官、女優ジーン・セバーグの伴侶、2度のゴンクール賞受賞者と、多様な面をもつフランス作家の代表作の全訳。2段組み300ページの大著だが、最後まで飽きさせることのないのは、波乱万丈の物語と翻訳の力技によるもの。
(引用ここまで)

ひさしぶりに骨太の長編を読んだという印象です。外国文学は翻訳次第というところもありますが、これは非常に良い翻訳です。さすがにプルースト研究者にして福永武彦研究者。文体は完結にして明確。しかもリズミカルです。これはおすすめ。
深夜ワインはイタリアの赤。音楽はわけあって(どんな)メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番を聴いています。往年の名手たち。スターン、ローズ、イストミン。そんな秋の夜の羽曳野詩民です。3枚めの写真、なんだか火の鳥みたいです。

Dkenaptvaaekbtg Dkeuefhueaap50m Dkez7pevoaa9ccc

2017年9月19日 (火)

台風一過のちAO入試のち小説

台風一過の朝、9時に起きて10時にタクシー出勤。前日中止になったAO入試は、2日間の予定を1日に切り替えて、スケジュールを組み直して実施されました。昼休みをはさんで11時から16時まで。みなさんお疲れ様でした。直ちに採点作業。担当者全員で調整の上、無事に終了しました。ふう。
9時起きが2日続いたので、やや寝不足です。晩ごはんの後、少し仮眠をして。復活後、長編小説の続き。だいたい終わりそうです。なかなか面白いフランス現代小説です。
入試業務は終了したものの、今日(火曜)からまた通常授業です。日月の連休に仕事が入ると次の一週間が辛い。ま、今週は楽しみもあるし、がんばります。
深夜ワインはフランスはボルドーの赤もちろん常温。音楽はビル・エヴァンス晩年のライヴ。9月ももう下旬になるのですね。早いものです。そんな長月羽曳野詩人です。

Djcb0uvyaenrc1 Dj0rrswaaayjct Dj_ljqpuqaaoi0c

2017年9月18日 (月)

台風と小説の一日

普段よりかなり早起きして、朝食を済ませて、台風情報を気にしつつ出かける準備をしていたら。その途端に大阪府に暴風警報が出ました。AO入試一日目ですが、暴風警報の時には中止と決まっています。念のため大学に電話して確かめて、出かけるのを取りやめました。あまり台風らしくない天候でしたが、早めの判断ということでしょうね。
そういうわけで一日空いたので、このところ読んでいる小説を読んで過ごしました。寝不足なので時々うたた寝などしながら。そんなわけで今夜は話題がありません。
台風は、深夜近くなってから雨風が強くなってきました。が、たいしたことはありません。南河内地方は災害の少ないところで、我が家のマンションの立地条件もあって、台風の影響もあまり感じたことはありません。ありがたいことです。災害に合われた方にはお見舞い申し上げます。これから台風の進路にあたる地方のみなさんはくれぐれもご注意ください。
今日(月曜)はおそらく暴風警報も解除されるでしょうから、早朝から出勤です。AO入試二日目は予定を組み替えて実施予定。ちょっとハードスケジュールですが、がんばります。
深夜ワインはボルドーの赤を常温で。音楽はショパンのワルツを聴いています。雨風は少し強くなってきたような気がします。そんな台風さなかの羽曳野丘陵。

Dj5ckdivaaaxpix Dj6eenhvaaamgo

2017年9月17日 (日)

寝すぎのちぼんやりのち小説

新学期の疲れでしょうか。目が覚めたら午後1時半。いくらなんでも寝すぎですね。遅い朝ごはんと遅い昼ごはんを食べる合間にもぼんやり。晩ごはんも遅くして、やはりぼんやり。夜になって少しだけ小説を読みました。

「図書新聞」9月16日号に寄稿した、野村喜和夫『デジャヴュ街道』への書評をHPに掲載しました。こちらです。ご一読を。
http://yamadakenji.la.coocan.jp/nomura.htm

今日(日曜)は朝からAO入試の業務があるのですが。台風の様子が微妙です。今のところ関西接近は日曜午後という予報が出ていますが、警報がいつ出るかによって臨機応変に対応しなければいけません。ともあれ早朝出勤して待機。早めに就寝します。
深夜ワインはボルドーのボル・ドール。黄金の岸辺です。いい名前ですね。そんな名前の歌人がいてもよさそう。音楽は今夜もサティ。今は雨も静かです。

Dj058xyu8aajnu Dj1umzuvyaekwj4

2017年9月16日 (土)

野村喜和夫詩集『デジャヴュ街道』書評

「図書新聞」9月16日号に寄稿した、野村喜和夫『デジャヴュ街道』への書評をHPに掲載しました。こちらです。ご一読を。
http://yamadakenji.la.coocan.jp/nomura.htm

講義のち演習のち会食のち読書

後期開始早々ですが、早くも疲れ気味なのでタクシー出勤。金曜は後期も前期と同様、講義のち演習。児童文学の講義は前期で宮沢賢治を終わったので、後期は谷川俊太郎の〈こども〉の詩について。全15回を予定しています。まずは宮沢賢治から谷川徹三、三好達治を経て俊太郎までの歴史をかいつまんで説明。その後、膨大な谷川作品における〈こども〉の詩の位置づけなど。初回なので10分ほど早く切り上げました。続いて講読の授業は谷川俊太郎全詩集を読む、のシリーズを詩集『みみをすます』(1983年)から再開。後期の金曜は谷川俊太郎の日、となりました。無事に終えて6時前に帰宅。
この日は若い二人が晩御飯にやって来て、4人で会食。にぎやかでいいものです。たいした御馳走はしません。普段通りの家庭料理。しばらく歓談してから二人はお帰りになりました。
夜は小説を読む読む。なかなか面白い20世紀フランス小説です。翻訳もなかなかうまい。普段は詩集を読むことが多いのですが、こういう機会ももっと増やしたいもの。合間に、小津安二郎の映画「晩春」を見ていました。一部だけ。
深夜ワインは昨夜の「美しい泉」の続き。音楽はやはりサティを聴いています。家具の音楽。いいですね。ジムノペディとジュトゥヴゥはやはり名曲です。そんな嵐の前の羽曳野丘陵にはまだ雨は降っていません。

Djva5odueaetnj5 Djv6watv4aeeqzf

2017年9月15日 (金)

会議のち授業のち撮影のち編集

昼会議のためタクシー出勤。早めに着いてカレーラーメンを食べてから会議室へ。ちょうど間に合いました。あれこれ難しい問題がありますがともあれ一通り終えてから授業を二つ。合わせて3時間です。この日はさらに、大学広報用の写真撮影ということで、場所を変えて40分ほど。とにかく何でもいいからゼミで話している雰囲気を撮りたいということで、学生(の役の人たち)数人を相手にあれこれお喋り。近辺の古墳のことや大学のことなどをとりとめもなくあれこれ。ともあれ終了しました。ずっと喋りっぱなしで疲れたことでした。少し遅く帰宅。昼が短くなってきてすっかり真っ暗でした。
夜は「びーぐる」の編集作業を少々。あとは小説を読んでいるうちに深夜です。
深夜ワイン南仏の赤。ベルフォンテーヌという名前です。「美しい泉」いい名前ですね。まるで歌人の名前みたいだ。味は、、、、まあ、ま、あ、です。。。そんな深夜の羽曳野市民。

Djp1mqqueaeuugs Djqzudvaaat16 Djrdbz2ueaategf

2017年9月14日 (木)

編集のち散髪のち夕焼けのち小説

水曜の授業は前期で終了したので、後期は自宅研修日です。まず「びーぐる」37号の編集作業に入りました。特集部分はほとんど原稿がそろったので、まずWordでざっくり編集します。およその頁数を計算するため。ちゃんとした編集はプロダクションがしてくれるので、早速送稿。編集同人たちにも送りました。
夏の間、気にしつつも行けなかった散髪に、午後遅く行きました。バスに乗って藤井寺まで。もう30年近く通っている理容院です。先代から。すっきりしたところで駅前の酒屋さんへ。ワインと日本酒と芋焼酎を注文して、さらに駅前カフェでエスプレッソをいただいてからバスで帰宅。西の空が赤くなっていたので、マンション5階の廊下まで行って写真を撮りました。秋の夕暮ですね。すっかり。
夜は、金曜の授業(二つ)の準備をしてから、次のミッションのために小説を読み始めました。まだ最初だけですが、とても面白そう。かなり長編なので少しずつ。暇を見つけて少しずつ。
深夜ワインはイタリアの「Love」という名前の赤です。これはたぶん初めて。かなり農耕な、じゃなくて濃厚な味わいです。音楽はサティ。一日中サティを聴いていました。亡くなった藤富保男さんのお好きだった音楽です。そんな初秋の羽曳野市民。

Djl7vzkvwae0szm Djmfsczumaa_f2t

2017年9月13日 (水)

授業開始のち対論、そして訃報

後期最初の授業は「フランス文学」の講義。初日なので、学生たちのテキストがまだそろっていません。予め予想していたので、この日はプリントを用意。ボードレールのソネット(原文)を示しながら韻文詩のルールやフランス語の発音法初歩などを講義しました。ひさしぶりに研究室から遠い(徒歩6分ほど)建物だったので往復が大変。次回から近くの教室に変更することにしました。その後、演習を一つ終えて帰宅。
帰宅したら細見さんがすでに到着していました。少し雑談してから対論開始。今回は『続続・新川和江詩集』(思潮社現代詩文庫)を取り上げました。対論はこれまで新刊の単行本詩集ばかりを取り上げてきましたが、今回は特集に合わせるかたちで例外です。とにかく作品が多いので話を絞るのが大変。やはり最近の『記憶する水』と『ブック・エンド』が中心になります。1時間少々で収録終了。さきほど確認して文字起こし担当者に送りました。これでよし。終了後はピザなどを食べながらしばらく歓談。
訃報が入りました。藤富保男さん。「びーぐる」にもう14回連載を寄稿して頂いていました。9月1日に亡くなったそうです。享年89。天寿といえばいえますが、大変残念なことです。ご冥福をお祈りするしかありません。
深夜ワインはボルドーの赤。音楽はレクイエムでもしようかと思ったけど、藤富さんのお好きだったサティにしました。「ジムノペディ」。そういえばつい数日前も聴いていました。シンプルですが心に沁みる旋律です。藤富さんの詩にもよく合いますね。そんな初秋の羽曳野詩人です。合掌。

Djfstjxvoaa0bq0 Djgvjjouqaaipck Djgldppvwaaxatu

2017年9月12日 (火)

詩集一冊のち編集のち授業準備のち対論準備

残っていた夏休みの宿題、最後の一冊を読み終えました。以下はツイッタより。

北川朱実『夜明けをぜんぶ知っているよ』(思潮社)寡黙な中にも潤いのあるイメージを特長とする詩人の新詩集は掌編小説的詩篇4篇を含む25篇。至る所に水のイメージが描かれるのは川の多い故郷の土地への追憶だろうか、それとも現在住む土地の海への憧れだろうか。物語詩は微妙な狂気を秘めている。

夏の宿題が(ぎりぎりで)終了したので、次、「びーぐる」の編集作業です。ひとまず特集部分を確認して整理第一段階。続けて、翌日から始まる大学の授業準備。これはすぐに終わります。できました。さて。これも翌日に予定している対論の準備。たくさんの詩を読みました。さきほどまでずっと。ここでどうやら時間切れ。火曜日授業終了後、細見さんに来宅していただいて、対論を収録します。
深夜ワインはやはりボルドーの赤。音楽はバッハのリュート曲。完全に夏季休暇終了の深夜です。さ、秋の授業がんばろう。まずはフランス文学から。スタンバイです。

Djbdzpbumaa8o2a Djbgmx8vwaat1fd Djbguwv4aaxfyx

2017年9月11日 (月)

詩集一冊のち選挙のち編集のち詩集5冊

市会議員選挙の投票日だったので、詩集を一冊読み終えてから投票所に行きました。徒歩6分ほどの所にある公民館。往復歩いただけで、けっこう汗をかきました。ちょっと蒸し暑かったようです。帰宅後、「びーぐる」37号の編集作業を少々。この日が第一次締切日でした。整理したデータを編集同人たちにメール送付。その後、詩集爆読を最下位、じゃなくて再開。この日は計6冊。以下はツイッタより。

倉橋健一『失せる故郷』(思潮社)ベテラン詩人による円熟の32篇は、意外なほど正攻法で端正そして軽快だ。故郷喪失を主題とする表題作や未成以前の(疑似)記憶をモチーフとした作品、サイや紙やコオロギへの変身譚、日常からの横滑りを描いた不条理譚など、多彩な技法と枯れぬ詩想に注目するべき。

日原正彦『瞬間の王』(ふたば工房)1947年岐阜県生れの詩人による十数冊目の詩集。全39篇は四季の変化に伴って4章に分けられ、最後は冬で終わるのだがその先には「死」への省察が見え隠れしている。おそらく「瞬間」が「永遠」と一致する一点だ。世界視線と呼ぶべき人類全般への眼差が印象的。

中井ひさ子『渡邊坂』(土曜美術社出版販売)東京在住(たぶん関西出身)の著者による第4詩集33篇。動物や虫たちと会話し交流するメルヘン風の作品、幼い頃への郷愁、日常生活の中でのふとした違和など、さまざまな異界との交流が平易な言葉で丁寧に描かれている。ちょっととぼけた味もあり面白い。

守口三郎『劇詩 受難の天使 世阿弥』(コールサック社)1935年生れの学匠詩人が、現代では珍しい劇詩に挑んだ。前者は12世紀コーカサスを舞台としてキリスト教修道士をワキに、後者は21世紀日本の旅人をワキにすることで、共に聖なるシテの教義を聴かされるという設定。能を蘇らせた現代詩。

丸田麻保子『あかるい時間に』(ふらんす堂)1969年生れの著者による第一詩集28篇。透明感のあるイメージの中に異界の気配を漂わせたり軽妙なユーモアを込めたりと、なかなか強かな作風だ。特に、若くして亡くなった姉の面影を引き寄せ対話する作品には郷愁と共に不思議な無常感が感じられる。

吉田義昭『結晶体』(砂子屋書房)3章29篇のテーマは、人生観、土や自然への愛着などいくつかに分類できるが、2年前に亡くした妻をテーマにした作品群が特に胸を打つ。親しい者の死を自らの生死にどう繋ぐか、死者との共生は可能なのか、重く切ない問いが自然な詩的リズムで奏でられる様は美しい。
(引用ここまで)

これで夏休みの宿題終了、のはずだったのですが、この日あらたに一冊届いたので、これは翌日まわし。授業は火曜日からです。どうやらぎりぎり間に合いそうですが。
深夜ワインはボルドーの赤を常温で。音楽はサティのピアノを聴いています。これから深夜放送でオペラが二つあるので、途中まで鑑賞してから就寝します。そんな夏の名残の羽曳野市民。

Djwen2zvaaacqnsDjweeivxoaiftj6 Djwempjvwauk2qj

2017年9月10日 (日)

未知の道のち詩集3冊

今の住まいに引っ越して6年以上が経ちました。いつもの散歩道とはちがうところを散策したくなって、プチ彷徨。まず森のテニスコートのところから住宅街の間を通って、初めて歩く溜池周辺を歩いていたら「竹内街道」の表示がありました。日本最古の街道です。白鳥陵のあたりも竹内街道ですが、ここに続いていたのか、と納得。車も通れない細道を抜けて少し歩いたら古墳が見えました。位置としては仁賢天皇陵のあたりだが、と思って近づいたら、やはり仁賢天皇陵でした。第24代とされる天皇です。5世紀後半頃。あと百年も経てば聖徳太子の時代になるのですから、それほど古いわけではありません。もっともこの時代は謎が多くて分からないのですが。先般訪れた忍海の「飯豊天皇」陵との関係も気になるところ。しばらく竹内街道沿いに歩いたら見慣れた風景の場所。いつも行くスーパーの近くです。ついでに買い物をして帰宅。このあたりは「はびき山」と呼ばれる丘陵地なので、起伏が多く道が入り組んでいるので、未知との遭遇があって楽しい散歩道です。
この日は詩集を3冊読みました。以下はツイッタより。

玉井洋子『霾る』(澪標)「つちふる」と読む。風が土砂を吹き上げること。タイトルのわりに内容は一見穏やかだが、どこか不穏な気配を漂わせている。時に朗らかに時に磊落にイメージを描き分けているが、どの作品にも一箇所乃至数カ所に不吉さが秘められていて、モダニズム風スタイルと調和している。

黒木アン『ウィル』(虹色社)著者第一詩集は65篇の大冊で、うち8篇に点字シートが重ねられているユニークな造本。端正なリズムと明確なイメージが際立つが、皮膚感覚の表現に特徴があるのは点字との関連があるのかも。地域色も豊かで生活に根を下ろした着実な作品群。「意志」を感じさせる詩集だ。

吉田広行『記憶する生×九千の日と夜』(七月堂)12章から成る行分けの黙示録的連作詩と批評的長編散文詩の2部構成。前者は死後の生とも呼ぶべき現代社会への警鐘をどこかノスタルジックな響きで表現し、後者は現代詩や映画を引用し敷衍することで「バブル崩壊以後」の文明社会を直視する試みだ。
(引用ここまで)

夏の宿題の詩集は残すところ6冊。なんとか終われそうです。深夜ワインはボルドーの「ボル・ドール」。もちろん「ボルドー」にかけているのでしょうが、意味としては「黄金の岸」。なんだかゴージャスですね。ただのテーブルワインですが。音楽は、過ぎゆく夏を惜しんでナラ・レオンのボサノバを聴いています。そんな初秋の羽曳野詩民です。

Djsz9crvoaavkksjpg_large Djrw5ugumaerdxa Djri85pvoagtw71

2017年9月 9日 (土)

詩「書のキュビスム 紫舟の文字たちへ」

杉中昌樹さん発行の「現代美術の夢」第1号に寄稿した詩「書のキュビスム 紫舟の文字たちへ」をHPに掲載しました。こちらです。
http://yamadakenji.la.coocan.jp/sho.htm

選挙演説のちテニス肘のち詩集一冊

最寄り駅前の中華料理店で昼ごはんを食べようと窓際の席に座ったら、外で選挙演説をしている声が聞こえてきました。今度の日曜が市会議員の選挙です。ラーメンを注文してから食べ終わるまで20分ほど演説を聴くことになりました。なかなかちゃんとしたことを話しています。そうか。などと思いながら電車バスを乗り継いで大学まで。まだ授業はないのですが研究室の用事です。いくつか仕事を済ませて帰りに駅前カフェで読書などしてから帰宅。
「びーぐる」の原稿その他、あれこれ業務メールが届いています。返信したりデータ整理したりしているうちに夜もふけて。詩集を一冊だけ読みました。以下はツイッタより。

美濃吉昭『或る一年~詩の旅~Ⅱ』(コールサック社)1936年生れの著者による第2詩集。永年建築家として活躍してきた人らしく、空間構成に味があり、特に、奈良の仏像仏閣の描き方には精妙かつ具体的な特徴が見られる。日常生活を描いた作品群も自然で明確なデッサンが生きているようで好ましい。
(引用ここまで)

さて。短いようで短かった夏休みももう終わり。あとは通常の週末を経て来週から後期授業です。宿題の詩集読破まであと9冊。この日も一冊届いたので、なかなか少なくなりません。この週末でなんとかします。なんとか。
先日、箱根温泉で治ったと思ったテニス肘(とされる痛み)がまたぶり返しました。旅行疲れかもしれません。あるいは涼しくなってきて明け方に冷えたとか。また箱根に行って治したいのですが、ちょっと遠いので、、、養生します、はい。
深夜ワインはボルドーの赤。音楽はバッハのチェロ・ソナタ。ひさしぶりにヨーヨー・マの演奏を聴いています。そうそう、夏の間に書いた詩と書評がそれぞれ刊行されました。近いうちにHPに掲載します。そんな初秋の羽曳野詩民。

Djlbeaovoaowyl_2

Djlolzcueaaku92 Djloye0umaqyhj0

2017年9月 8日 (金)

詩集4冊読了

旅の疲れでしょうか。なかなか調子が出なかったのですが、午後遅くになってエンジンがかかりました。この日は詩集を4冊。いずれもそれぞれの意味で手強い詩集です。

河野聡子『地上で起きたことはぜんぶここからみている』(いぬのせなか座叢書)横書きを主とする作品群は最初読み辛さを感じるが直ぐに慣れてしまう。特に代替エネルギーを巡る41篇の散文詩は斬新な批評と遊び心にあふれていて新奇な情緒さえ放っている。凝った装幀については別冊に詳述されている。

藤井貞和『美しい小弓を持って』(思潮社)現代を代表する学匠詩人のなんとも軽やかかつ重厚な30篇。古い過去や新しい過去の詩人文人たちとの相聞歌とも呼ぶべき対話詩には現在への鋭い風刺がこめられ、回文詩の楽しさの中にも重い批評がこめられている。詩と歌の精霊を求め続ける詩人の新たな挑戦。

最果タヒ『愛の縫い目はここ』(リトルモア)三部作完結編。性を越えた(あるいは始めから未分化な)少女/少年の語りが多様な声で響き渡る。縦書き作品は物語への志向を、横書き作品は歌詞への志向を暗示しているように見えるが、もしかしたら声の出処が微妙に異なるのかもしれない。新しい少年詩だ。

佐川亜紀『さんざめく種』(土曜美術社出版販売)現代社会への批評意識と危機意識に駆られた言葉が放射状に詩空間を満たし、弾劾し糾弾し反省しつつ読者の微妙な心理に迫ってくるような作品群。特に長編「聖なる泥/聖なる火」の黙示録的イメージは秀逸。批評精神が鋭い喩に支えられ詩情に届いている。
(引用ここまで)

実験詩、批評詩、少年詩、社会詩、というのはあまりに大雑把な分類ですが、各々のジャンルで際立った作品との印象でした。ひとまずの第一印象のみですが。
深夜ワインはボルドーの赤を常温で。音楽はセゴビアのギターを聴きながら。そんな初秋の羽曳野詩民。

Djgwq5svaamepgw Djg53ryueaeade Djg5vhsvyaap1nd

2017年9月 7日 (木)

箱根、鎌倉の旅、無事終了

9月に入りましたが、遅れ馳せのバカンスで二泊三日の旅行に行ってきました。4日の午前中に家を出て新幹線ひかり号で小田原まで。乗り換えて箱根登山鉄道で箱根湯本まで。わりと近い感じです。駅からは旅館組合のバスでホテルまで。山の中のホテルで周囲には山と道路ばかり。ちょっとイメージと違いました。まずは温泉が目当てですから、それはいいことにして、温泉三昧&会席料理。料理はいつも量をもてあますのですが、とても凝った上品なもので、さすがに完食はできないものの、かなりいただきました。問題は寝酒。近くにコンビニもないので、ホテルのレストランで焼酎をゲット。かなり高くつきました。いい調子で眠につこうとしたところで一つアクシデント。就寝前にいつも飲む薬が喉につかえてしまって、悪戦苦闘。なんとか処理して眠ったものの、かなり寝不足になりました。幸い翌日のチェックアウトは遅い時間だったので、朝ごはんをいただいてからしばらく仮眠。正午前の路線バスで芦ノ湖まで。このバスが満員で、かなりの山道を立ったままで移動。ともあれ芦ノ湖に到着。湖畔を散策してから箱根神社の途中まで。大事を取って本殿までの階段は自粛しました。湖畔のレストランで生湯葉蕎麦をいただいてから、今度はタクシーで小涌谷まで移動。これは楽でした。
今回の目的の一つは、小涌谷にある岡田美術館。歌麿自筆の雪月花三部作のうち2点がそろった特別展示です。「深川の雪」(岡田美術館蔵)と「吉原の花」(アメリカの美術館蔵)にレプリカながら実物大の「品川の月」を加えた3点は大変な迫力です。皮肉なことにレプリカの「月」が一番の傑作だと思いましたが、それでも大変貴重な作品で見ごたえのあることは間違いありません。この美術館は、常設の作品が大変な質量で、全部見るのは大変。かなり端折ってまわったのですが、それでも足が棒になって。古くは縄文土器から古墳時代の埴輪、古代中国の陶磁器やら近世近代の名作やら。北斎と川合玉堂が見られたのは僥倖。さすがに疲れたので、館内の「足湯カフェ」で一休み。美術館内に足湯とは珍しいと思ったのですが、なんとこのお湯は敷地内から源泉が湧いているようです。さすがに箱根。20分ほど、アイスコーヒーを飲みながら足をつけていたら、なんだか軽くなったようです。あとは小涌谷駅から電車二つを乗り継いで小田原へ。さらに電車を乗り継いで暗くなった頃に鎌倉に着きました。
鎌倉のホテルは素泊まりにしたので、近所の店で晩御飯。名物のしらす丼やスズキ、ワラサのお造りなどをいただいて満腹。前日の芋焼酎の残りをいただいて就寝。翌日のチェックアウトは午前10時なので、午前中に壺井八幡宮と大仏を拝観。昼過ぎに電車を乗り継いで金沢文庫の娘のところまで行きました。元気そうでなりより。買っていったサンドイッチなどを3人で食べて(夫は仕事で留守)2時間ほど歓談の後、電車で新横浜へ移動。新幹線で帰阪。夜、無事に帰宅しました。
あれこれ慌ただしくものんびりもしたような旅でしたが、先程、ふと気づけば、この4ヶ月ほど続いていた「テニス肘」の痛みが消えています。なるほど。温泉効果(本当かなあ)。箱根のお湯が合ったのかもしれません。
さすがに平日に三日間留守をすると、郵便もメールもいろいろ溜まっています。さきほどまでかかって整理整頓。これで元通り日常生活に復帰です。「びーぐる」の原稿もあれこれ届いていました。
深夜ワインはひさしぶり。やはりボルドーの赤を常温で。音楽は忘れていました。そんな初秋の羽曳野詩民です。

Di8v0ywuwaadmry Di81qtkvwae9er Djahgusumaayx5

2017年9月 4日 (月)

この日も5冊

前日と同様にオフの一日なので、詩集を5冊読みました。以下はツイッタより。

星野博『ロードショー』(コールサック社)東京立川市在住の詩人による第2詩集。全体に平易な言葉使いと明確なメッセージ性が特長だが、交通事故で大怪我を負った経験があり、一種の臨死体験と見るべきイメージが時折現れる。多数の映画にエキストラ出演の経験もあり映画の撮影上映現場の錨鎖も的確。

岡田哲也『花もやい』(花乱社)1947年生れ鹿児島県出水在住の詩人による第10詩集。「宙うた」と「地こえ」の2章全30篇は、いずれも幼児期へのノスタルジーを通奏低音に、現在の生活と記憶を大切に掬い取るかのようなリリシズムに特徴がある。鹿児島の人らしく南方系の磊落さもあって面白い。

徳弘康代『音をあたためる』(思潮社)1960年生れの詩人による13年ぶりの第4詩集は全21篇。表題作はないが、一種の共感覚的(この場合は聴覚と触覚)イメージが詩集の随所に遍在しているようにも見える。独特の(微妙かつ繊細な)幻想性がメルヘン風の味わいを醸している作品もあって楽しい。

黒岩隆『青蚊帳』(思潮社)1945年生れ鎌倉在住の著者による第8詩集。全19篇はいずれも寡黙で端正な佇まいながら、鋭く人生の機微を射抜いている。かつて交流のあった「歴程」詩人たちへの追悼も静かに穏やかに描かれ微笑ましい。青空を蚊帳に見立ててセミとヒトとの世界観を語る表題作は秀逸。

原田もも代『御馳走一皿』(土曜美術社出版販売)1946年生れの著者による第2詩集。料理や台所、裁縫といった日々の情景を細やかな神経で描き出した生活詩が中心だが、それらの情景はいつしか幼年期の父母らの追憶へと繋がり、生活の細部に抒情の糸をからませていく。追悼の詩もまた淡く美しい。
(引用ここまで)

机上の未読詩集はあと12冊になりました。どうやら夏休みの宿題で片付きそうです。
今日(月曜)は遅れ馳せのバカンスでプチ旅行に出かけます。行き先はすっかり秋模様のようで、服装が気になります。ワイシャツは長袖、ジャケットは夏服。念のためカットソーをカバンに入れました。たぶんこれで大丈夫。
深夜ワインはボルドーのセニュール・ド・ラ・トゥールを常温で。音楽はビル・エヴァンスのソロ。まだ日中は暑さの残る大阪地方です。そんな夏休み終盤の羽曳野詩民。

Diysiptuiaa9w5h Diysu95vaaabu4f Diyefnbv4aad6a4

2017年9月 3日 (日)

詩集5冊読了の一日

一日オフなので、自室にこもって詩集爆読をしました。夕方、郵便物を取りにエントランスまで行っただけ。写真はそのついでに撮ったものです。以下はツイッタより。

添田馨『非=戦(非族)』(響文社)気鋭の詩人批評家による最新詩集は世相を反映した緊急出版と呼ぶべきアンガージュマンの一冊。時に大声で時に小声で叫び呟く文字列が、直接間接に現在の思想/社会状況に切り込んでくる。千行の長編表題作は現代の叙事詩として問題の大作で詩語の限界領域への挑戦。

岡本啓『絶景ノート』(思潮社)京都在住のH氏賞中也賞受賞詩人が全国を旅しまたアジアを旅行しつつ空間移動と時間移動における「絶景」を音と共に描き出した。魂の風景画よ呼ぶべき抒情的叙景詩が綴られているのだが、その饒舌と雄弁の基点には京都周辺地域の静寂と沈黙が潜んでいるのかもしれない。

ちんすこうりな『女の子のためのセックス』(草原詩社)一見大胆で奔放な(虚実を含めての)官能詩集のようだが、内容は意外に真摯かつ切実そして悲愴だ。何を「真」とすれば良いのかを求め続ける魂の明るい悲哀が全篇に滲んでいる。思想まであと一歩だが思想になどになりたくないという切実さである。

長尾佳枝『ばら ササユリ』(編集工房ノア)1934年生れ、かつて「山河」「黄薔薇」で活躍し現在は「アリゼ」同人の著者が長い詩歴と休閑期を経て28篇を一冊にまとめた。静穏かつ端正な佇まいは熟したポエジーの果実であり、奇を衒うことのない正攻法の喩と像は現代詩の原点に確かに届いている。

苗村和正『四季のひかり』(編集工房ノア)詩歴半世紀になる京都の詩人の第4詩集。一つずつ丁寧に醸成された短めの26篇は長い人生の途上での喜怒哀楽を微妙な情感で歌っている、といった趣き。表題作はなく、詩的遍歴そのものが「四季」として把握されているのだろう。老境への穏やかな視線もまた。
(引用ここまで)

いま机上には未読の詩集が17冊積み上がっています。これを全部読まないと夏休みが終わらない(宿題ともいう)ので、残り日数を数えながら読んでいくつもり。
深夜ワインはボルドーの赤を常温で(そんな季節になりました)。音楽はビル・エヴァンス晩年のトリオを聴いています。そんな長月はじめの羽曳野詩民。

Dittrbbvaaahxrd Dittzx4ueaazv7n Dittljfvyaahskm

2017年9月 2日 (土)

詩「「ラ・ボエーム」変奏曲」

金堀則夫さん主宰の詩誌「交野が原」第83号に寄稿した詩「「ラ・ボエーム」変奏曲」をHPに掲載しました。こちらです。
http://yamadakenji.la.coocan.jp/laboheme.htm

> 研究室のち買い物のち会食のち野球観戦

研究室の用事でバス電車バスを乗り継いで大学まで。路線バスなので坂下で降車。例の坂を登ります。まだ暑いけど湿気が少ないのであまり辛くありません。無事に到着。研究室で用事を済ませて夕方帰宅しました。最寄り駅前でコーヒー豆など買い物を少々。
晩御飯は家人が夜遅くなるのでハヤシライスを作っておいてくれました。若い二人が来てくれて3人でわいわい賑やかに晩御飯。食後は買ってきたばかりの(焙煎したての)コーヒーを飲みながら歓談であれこれ2時間ほど。
夜遅くなりましたが、野球のU18国際大会をテレビ放送していたのでそのまま観戦。結局この時間です。なんとなくのんびりしたような気がします。
深夜ワインはやはりボルドーの赤。常温にしました。もうそんな季節ですね。でも音楽はボサノバ。残り少ないバカンス気分に浸っています。そんな深夜の羽曳野詩民。

Dindouguwaaphxqjpg_large Dinriiuvoaegxyejpg_large Dipuk6xueaq33jnjpg_large

2017年9月 1日 (金)

詩集のち『古寺巡礼』のちサッカーのち詩集2冊

一日オフなので、昼間は、まず詩集を一冊読んでから、『古寺巡礼』の続きを読んでいました。だいたい読了、かな。気づけばもう夕方です。散歩がてら近所のコンビニまで買い物に。かなり涼風が吹いていました。ちょっと強すぎる感じですが。
夜はサッカーをテレビで見てから(日本チームおめでとうございます)「びーぐる」のメール投稿分を整理して(さきほど締め切りました)、その後、詩集を2冊読了。以下は計3冊をツイッタより。

高階杞一『夜とぼくとベンジャミン』(澪標)注目の第15詩集は、時代劇風、悪夢風、自由連想組詩、歌謡曲歌詞入りなど多様なスタイルで書かれた全5章30篇。常に更新を続ける詩人のさらなる挑戦の果敢さは特筆すべき。ユーモア、アイロニー、ペーソス、リリシズム、いずれも新しくしかも懐かしい。

根津真介『不無非未』(私家版)1945年生れの著者による第7詩集。全31篇が題に「無」をもつだけでなく、ほとんど全行が「無」から始まる徹底ぶり。背表紙に「ショート・ストーリー・ポエム」とあるが、特にまとまった物語があるわけでなく、擬人法をはじめとする修辞による「無」のパラダイム。

横山克衛『かりそめの日々』(土曜美術社出版販売)シュルレアリスム風の幻視や幻聴を中心に、物語的散文詩あり、短詩あり、SF的抒情詩ありと、多様なスタイルの作品を集めた一冊。小説も書く人らしく、物語構成に破綻はないが、いずれも断章風で、そのことがかえって詩的情緒へと結びついている。
(引用ここまで)

深夜ワインはボルドーの「カントル―・レスタンジュ」シャトーものです。音楽はボサノバのギター演奏。ワインはまだ冷やして飲んでいますが、そろそろ常温でもいいかな、と。そんな晩夏の羽曳野詩民です。8月も終わりましたね。

Dii07vueaadchnjpg_large Diiaa7vwae61rjjpg_large Diigcedv4aawyyyjpg_large

« 2017年8月 | トップページ | 2017年10月 »