フォト
無料ブログはココログ

« 未知の道のち詩集3冊 | トップページ | 詩集一冊のち編集のち授業準備のち対論準備 »

2017年9月11日 (月)

詩集一冊のち選挙のち編集のち詩集5冊

市会議員選挙の投票日だったので、詩集を一冊読み終えてから投票所に行きました。徒歩6分ほどの所にある公民館。往復歩いただけで、けっこう汗をかきました。ちょっと蒸し暑かったようです。帰宅後、「びーぐる」37号の編集作業を少々。この日が第一次締切日でした。整理したデータを編集同人たちにメール送付。その後、詩集爆読を最下位、じゃなくて再開。この日は計6冊。以下はツイッタより。

倉橋健一『失せる故郷』(思潮社)ベテラン詩人による円熟の32篇は、意外なほど正攻法で端正そして軽快だ。故郷喪失を主題とする表題作や未成以前の(疑似)記憶をモチーフとした作品、サイや紙やコオロギへの変身譚、日常からの横滑りを描いた不条理譚など、多彩な技法と枯れぬ詩想に注目するべき。

日原正彦『瞬間の王』(ふたば工房)1947年岐阜県生れの詩人による十数冊目の詩集。全39篇は四季の変化に伴って4章に分けられ、最後は冬で終わるのだがその先には「死」への省察が見え隠れしている。おそらく「瞬間」が「永遠」と一致する一点だ。世界視線と呼ぶべき人類全般への眼差が印象的。

中井ひさ子『渡邊坂』(土曜美術社出版販売)東京在住(たぶん関西出身)の著者による第4詩集33篇。動物や虫たちと会話し交流するメルヘン風の作品、幼い頃への郷愁、日常生活の中でのふとした違和など、さまざまな異界との交流が平易な言葉で丁寧に描かれている。ちょっととぼけた味もあり面白い。

守口三郎『劇詩 受難の天使 世阿弥』(コールサック社)1935年生れの学匠詩人が、現代では珍しい劇詩に挑んだ。前者は12世紀コーカサスを舞台としてキリスト教修道士をワキに、後者は21世紀日本の旅人をワキにすることで、共に聖なるシテの教義を聴かされるという設定。能を蘇らせた現代詩。

丸田麻保子『あかるい時間に』(ふらんす堂)1969年生れの著者による第一詩集28篇。透明感のあるイメージの中に異界の気配を漂わせたり軽妙なユーモアを込めたりと、なかなか強かな作風だ。特に、若くして亡くなった姉の面影を引き寄せ対話する作品には郷愁と共に不思議な無常感が感じられる。

吉田義昭『結晶体』(砂子屋書房)3章29篇のテーマは、人生観、土や自然への愛着などいくつかに分類できるが、2年前に亡くした妻をテーマにした作品群が特に胸を打つ。親しい者の死を自らの生死にどう繋ぐか、死者との共生は可能なのか、重く切ない問いが自然な詩的リズムで奏でられる様は美しい。
(引用ここまで)

これで夏休みの宿題終了、のはずだったのですが、この日あらたに一冊届いたので、これは翌日まわし。授業は火曜日からです。どうやらぎりぎり間に合いそうですが。
深夜ワインはボルドーの赤を常温で。音楽はサティのピアノを聴いています。これから深夜放送でオペラが二つあるので、途中まで鑑賞してから就寝します。そんな夏の名残の羽曳野市民。

Djwen2zvaaacqnsDjweeivxoaiftj6 Djwempjvwauk2qj

« 未知の道のち詩集3冊 | トップページ | 詩集一冊のち編集のち授業準備のち対論準備 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/591465/65775957

この記事へのトラックバック一覧です: 詩集一冊のち選挙のち編集のち詩集5冊:

« 未知の道のち詩集3冊 | トップページ | 詩集一冊のち編集のち授業準備のち対論準備 »