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2017年9月 3日 (日)

詩集5冊読了の一日

一日オフなので、自室にこもって詩集爆読をしました。夕方、郵便物を取りにエントランスまで行っただけ。写真はそのついでに撮ったものです。以下はツイッタより。

添田馨『非=戦(非族)』(響文社)気鋭の詩人批評家による最新詩集は世相を反映した緊急出版と呼ぶべきアンガージュマンの一冊。時に大声で時に小声で叫び呟く文字列が、直接間接に現在の思想/社会状況に切り込んでくる。千行の長編表題作は現代の叙事詩として問題の大作で詩語の限界領域への挑戦。

岡本啓『絶景ノート』(思潮社)京都在住のH氏賞中也賞受賞詩人が全国を旅しまたアジアを旅行しつつ空間移動と時間移動における「絶景」を音と共に描き出した。魂の風景画よ呼ぶべき抒情的叙景詩が綴られているのだが、その饒舌と雄弁の基点には京都周辺地域の静寂と沈黙が潜んでいるのかもしれない。

ちんすこうりな『女の子のためのセックス』(草原詩社)一見大胆で奔放な(虚実を含めての)官能詩集のようだが、内容は意外に真摯かつ切実そして悲愴だ。何を「真」とすれば良いのかを求め続ける魂の明るい悲哀が全篇に滲んでいる。思想まであと一歩だが思想になどになりたくないという切実さである。

長尾佳枝『ばら ササユリ』(編集工房ノア)1934年生れ、かつて「山河」「黄薔薇」で活躍し現在は「アリゼ」同人の著者が長い詩歴と休閑期を経て28篇を一冊にまとめた。静穏かつ端正な佇まいは熟したポエジーの果実であり、奇を衒うことのない正攻法の喩と像は現代詩の原点に確かに届いている。

苗村和正『四季のひかり』(編集工房ノア)詩歴半世紀になる京都の詩人の第4詩集。一つずつ丁寧に醸成された短めの26篇は長い人生の途上での喜怒哀楽を微妙な情感で歌っている、といった趣き。表題作はなく、詩的遍歴そのものが「四季」として把握されているのだろう。老境への穏やかな視線もまた。
(引用ここまで)

いま机上には未読の詩集が17冊積み上がっています。これを全部読まないと夏休みが終わらない(宿題ともいう)ので、残り日数を数えながら読んでいくつもり。
深夜ワインはボルドーの赤を常温で(そんな季節になりました)。音楽はビル・エヴァンス晩年のトリオを聴いています。そんな長月はじめの羽曳野詩民。

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