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2019年7月 1日 (月)

詩集5冊

ずっと雨の日曜日だったので(一時はかなり激しく)どこにも行かずにずっと読書していました。詩集を5冊。以下はツイッタより。

田中修子『うみのほね』(七月堂)おそらく第一詩集。27篇の詩と散文2篇から成る。少女期の家族関係によるトラウマを負い続けてきた体験を通奏低音にし、それなりに克服しつつある現在を不穏ながら静穏でもある眼差で凝視した作品群は、個性的な抒情を奏で、不思議な倍音を響かせているかのようだ。

前田珈乱『風おどる』(人間社)老荘思想を研究する著者の第一詩集。比較的短い詩中心の33篇だが、中には散文詩もあり、多彩な詩法を使い分けている。特に、漢字平仮名のバランスなど視覚的効果に特徴があって、その結果、独自のリズムを奏でている。伸縮自在で巨大な宇宙観は将来に期待させる要素。

荒木時彦『JUNYA WATANABEと、その周囲』(アライグマ企画)頻繁に出る小冊子詩集の新作は11ページの散文詩。あるサラリーマンの日常生活を淡々と描いただけなのだが、これがなぜ詩なのか、という問いかけを促すこと自体が詩なのだろう。平凡な生活の中にこそ小さな詩が溢れていることを示している。

甲田四郎『大森南五丁目行』(土曜美術社出版販売)一九三六年生まれのベテラン詩人による第12詩集26篇。老いによる不調を抱えながらも相変わらず反骨精神とユーモアは健在で、時に鋭く社会を批判し時に磊落に自虐的に生活を風刺する。戦中戦後の少年時代を主題にした作品群は貴重で重要な証言だ。

細田傅造『みちゆき』(書肆山田)1943年生まれの詩人による第6詩集30篇。いずれも平易な言葉で書かれたオーソドックスな行分け詩だが、至る所に謎めいたフレーズやイメージが仕掛けられていて、なかなか意味深な象徴詩のようにも読まれる。批判精神は旺盛だが、より内省的な抒情へと展開する。
(引用ここまで)

もう一冊読み始めたのですが、あまりに大著なので残りは翌日にします。
深夜ワインは南仏ガスコーニュの赤。普通のテーブルワインです。音楽はジョアン・ジルベルトのボサノバ。もう7月ですね。

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